haryuasahi’s blog

つぶやき。

想いの力

彼が、がんで余命宣告された時に私達がしたことを書いておこうと思う。

とにかく、何でもいいからすがりたい気持ちになった時に気休めでもヒントになるといいな。

 

病院以外で何か、回復する方法はないだろうか?って考えた。

奇跡は起こらないだろうか?

TwitterFacebookなど、色々登録したり、体験談を書いてる人にコメント求めてみたり…誰も返事をくれなかったけど。

重症でも復活を遂げた人のコラムとか、いっぱい見た。何でもいいからヒントが手に入らないかなぁと。でも活用できそうな物は見つからず。

 

湯治とか…近場になくて、行くだけの体力が既になかった。

 

漢方薬のお店が近所にあった。病院は言わば西洋医学。漢方は東洋医学。併用はどう?て考えた。

でも、病院で処方してくれてる薬との兼ね合いを彼は気にして嫌がった。高価そうだから私に遠慮したのかもしれない。元々質素生活な私達だったし、更に日々、精一杯の生活だったから。

 

そんな時、職場の同僚が、お守りをくれた。

鎌倉に、がん除け?の専門のお寺があるって。

私は知らなかったんだけど、調べて行って来てくれた。

上行寺。

調べてみたら有名なお寺らしい。小さいトコで、すごく親身にお経まであげてくれたとか。涙が出たって言ってた。コロナが落ちついたら、お礼に行こうと思ってます。

効き目はあったんだと思う。身につけているといいって話だったから、ずっと首から下げていた。寝たきりだったのに、自分で歩けるようになって退院、自宅治療に切り替える事が出来たから。亡くなった時には身につけていなかった。数日前のお風呂の時に外してそのままになっていたから。

お寺さんのパワーも、もちろんだと思うけど、仲間たちの想いの力も加わっていたから効果が現れたんだと。社交辞令じゃなく、本気で思ってくれていたから。

物は拠り所としてのシンボルでしかないかもしれないけど、分かりやすい目印になる。

 

刺繍糸で三つ編みをしてミサンガを作った。

私は不器用なんで、そのくらいの手作りしか出来なくて。彼は普段からブレスレットやアンクレットとして使ってくれていたので。

入院中は面会時間が過ぎたら帰らされてしまうから、せめて一緒に…と思って。

色のパワーと医療との関係?みたいな記事をネットで見て、臓器を表すカラーで編んで作ったものを、お守りと同時期に作った。

心臓と腎臓と血液と…あと何だったか忘れたけど。

赤、緑、オレンジ、紫を使って作った。

良くなって欲しい場所に対応した色を調べて。

コレは難しくないし、元気になって欲しい気持ちを込めて作ってみてね(^^)

何かしてあげたいけど何もできない自分への自己満足の気休めかもしれないけど、応援する側の心も大事。負けないメンタルを保つのにも良いと思う。

 

マッサージをした。

病気をすると、足とか、むくむ事があるみたい。コレが、かなり酷くて…危篤って奴だったかも。入院中に個室に移動した時があった。

看護師さんも誰もが無理って多分、思ってた。

でも、諦めたくなかったし。

ネットで色々調べて素人なりにイメージで溜まった水分を流す感じで、心臓ポンプの応援!て、やってた。

ゲームの中ではヒーラーだけど、リアルではもちろん魔法のような力はない。使えたら苦労はないよね(笑)

お見舞いに来てくれた仲間も手伝ってくれた。

数日やってたら、ある日急にむくみが引いた。

奇跡ってあるんだなと。

色んな想いの力が効いたのかなとその時は思って驚いたんだ。本当にビックリしたんだ。

仕事だからかもしれないけど、看護師さん達や先生も治るように思ってくれていたはずだし。

 

今、思うと、更に守護霊団の方々の応援の力が注がれていたんだ!と確信する。きっと手を貸してくれたんだと。でなきゃ、私だけの力で奇跡が起こせるはずはない。

見返りを求めない想いの力。

純粋に、助けてあげたい、治って欲しい、楽になって欲しいと願う心。

それが大事なんだなと。

1番効果があるのは、きっとコレ。

色々やってみたけど共通するのは、想いの力なんじゃないかと。

本人の生きたい心。でも、それは自分のためだけじゃなくて、私のために、そばに居られる時間を増やすために。

みんなが利他愛を持っていたからかもしれない。